5月に種まきを始め、2か月が経過。
今年のホウキモロコシの収穫が始まりました。
ここ近年の気候の変化で、年々収穫時期が数日ずつ早まっていくようです。
昨年は、この時期の不安定な天気に振り回され、収穫に入るタイミングや、収穫後の天日干しには悩まされました。
打って変わって今年の猛暑、
連日続く強烈な暑さと格闘しながらの収穫作業と、干し作業に、黙々と励んでおります。
毎年のこの光景が、中津箒の材料に対する思いそのものです。
先日出張で伺った盛岡の老舗の荒物屋さんのご主人が、初めて中津箒を触ってみていただいた時、何度も何度も手のひらで、穂先をなで、そのコシとしなやかさに、本当に感心してくださった姿をみて、改めて、材料の大切さを感じた事がありました。
材料を無駄なく使い、丁寧な仕事を心がける、それこそが中津箒の魂なのではないかと、職人であり畑を担当する身として、さらに思いを強くする夏になりそうです。
↓とりあえず芽を出し一安心
播種から約1週間
↓まだまだかわいい
播種から約2週間
↓順調そうかな
播種から約3週間
↓なんとかなりそう
播種から約1ヶ月半
↓雑草退治も間に合わず手を焼く頃
播種から約2ヶ月弱
↓気づけば収穫、、、
播種から2ヶ月
↓その日に脱穀し、すぐに天日干し
全て手作業で行います。
収穫から1日目の干しは、穂先まで全部
2日目からは穂先を隠して茎の部分のみを天日に当てます。
収穫は、連日か一日置き、天日干しは天気がよければほぼ毎日、草を取り切るまでの約1ヶ月半、毎日繰り返えされるわけです。
明日も収穫、行ってきます
遠山