今年の収穫が始まりました。

すっかり途中経過などブログに報告していませんでしたが、畑の作業は、ほとんど休みなく遠山、小林コンビで進めておりました。

今年からは遠山、小林の二人だけで畑を担当する事になり、土作りから始まり、種まき、畑の手入れ(6月に入ってからはほとんどが雑草との闘い!)などに汗を流して来ましたが、一息つく間もなく、気が付けばもう収穫の時期がやって来ました。

暑くなると一気に穂を出しどんどん成長していきます。

とはいえ今年はなかなか梅雨も明けず、この天気です。収穫後の乾燥などを考え天気のタイミングをみながら収穫作業に入っています。

収穫は全て手作業です。畑の中を歩き回り一本いっぽん手で穫っていきます。

頻繁に収穫に入り手作業で行う事で、若い穂を選びながら収穫できます。

収穫後はすぐに脱穀し、天日干し。


収穫したその日は、茎から穂先までを乾燥。

並べる作業も一仕事です。

翌日からは、柔らかい穂先に日光が当たり過ぎないよう穂先だけを覆い茎の部分をさらに乾燥。


こちらも一仕事。

さらに数日間、茎だけを天日干しし乾燥させます。乾燥しきると緑色が抜けていきます。
この収穫から天日干しまでの作業は約1ヶ月半から2ヶ月続き一年分の材料を確保していきます。

中津箒の上質な草を使った柔らかくコシのある掃き心地は、種まきから収穫、乾燥までの手間や苦労の結晶です。

みなさまに気持ちよく使っていただけるよう材料作りから、箒の製作まで丁寧に取り組んでおります。

これからはさらに暑い日が続き大変になっていくでしょう。

最後に、この時期に収穫のお手伝いをしていただいている方々に感謝して。

(遠山)